2013年1月・
湊かなえ作品を敬遠していたのは、読後感が悪そうだから。 「告白」などの書評を聞くと、なかなか読む気になれずにいました。 読んだ後に、どっと重くなるような作品はちょっと苦手なのです この「往復書簡」で湊かなえの世界に触れ、人間が誰でも持っている良心や相手への思いやり、自分を守る気持ち、人を裁く気持ち、懺悔の気持ちなどが生々しく書かれていて、ぐっと考えさせられました。 私だったらどうするだろう? って。 ずしんと響いたのは、次のくだり。 「自分の努力がたりなくてうまくいかなかったことを、幸せになってはいけないという罪悪感がそうさせたのだと、免罪符のように扱っていた。」 うまくいく事、幸せになる事に許可が出ない時ってありますよね。 それって別の角度から見たら、ただ逃げてるだけかも、そんな思いがよぎりました。 小難しそうな事を書きましたが、吉永小百合さん主演の「北のカナリアたち」の原作ですので、ふわっと温かい気持ちにさせてくれて、思わず涙してしまう短編でした。 人間の心理描写、自分の中にあるたくさんの人格が絶妙に描かれているのでおススメです。 ・
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序章 チャレンジが生むもの 第1章 いくつかの冒険 第2章 ハウステンボス 新たな挑戦 第3章 大切な失敗、大切な夢 第4章 運をコントロールする 第5章 これから 終章 もう一度、旅へ ・
ステージ1 誰よりも面白い答えを ステージ2 相手と同じ温度の風呂に入る ステージ3 難問を解いた先に見えた、マイナスの世界 ステージ4 壮絶な悩みほど、解決の糸口はみつけやすい ステージ5 愛がある答えとは ステージ6 相談者に腹を立てた ステージ7 なぜ悩みはるつぼ化するのか ステージ8 思考ツールを使ってみよう(1) 分析、仕分け、潜行、アナロジー、メーター、 ピラミッド ステージ9 思考ツールを使ってみよう(2) 4分類、三価値 ステージ10 思考ツールを使ってみよう(3) 思考フレームの拡大、共感と立場 上から目線だけだと、言葉が相手に届かない ステージ11 思考ツール応用編 ・
ものごとに興味をもつ 多様な情報源をもつ 練習を積む しなやかである はじめに なぜ、狩りなのか 序章 特別な才能なんていらない 第1章 自らの<技>を知る まずは自分を理解する 得意分野を見きわめる なぜ<技>が重要なのか 第2章 とことん興味をもつ 第3章 間口を広げる 第4章 トレーニングを欠かさない 第5章 しなやかさを保つ 第6章 有意義な会話をしかける ・
1.脳は妙にIQに左右される 2.脳は妙に自分が好き 3.脳は妙に信用する 4.脳は妙に運まかせ 5.脳は妙に知ったかぶる 6.脳は妙にブランドにこだわる 7.脳は妙に自己満足する 8.脳は妙に恋し愛する 9.脳は妙にゲームにはまる 10.脳は妙に人目を気にする 11.脳は妙に笑顔を作る 12.脳は妙にフェロモンに惹かれる 13.脳は妙に勉強法にこだわる 14.脳は妙に赤色に魅了される 15.脳は妙に聞き分けがよい 16.脳は妙に幸せになる 17.脳は妙に酒が好き 18.脳は妙に食にこだわる 19.脳は妙に議論好き 20.脳は妙におしゃべり 21.脳は妙に直感する 22.脳は妙に不自由が心地よい 23.脳は妙に眠たがる 24.脳は妙にオカルトする 25.脳は妙に瞑想する 26.脳は妙に使い回す 脳が「老ける」とは夢を持てなくなることと似ているのかもしれません ・
「悟る」という言葉を聞くと、苦しい修行を積んで、物事を達観する、俗世から離れるなど、ちょっと遠い場所に行くようなイメージを持っていました。 この本では、3分ほどで出来るワークが紹介されていて、試して実践してみると「なるほど」という事ばかりでした。 実践するだけで、自分の心が軽くなる感覚です。 自分だけでなく、相手も変わるというのが良いです。 先日、コミュニケーションミスから、ちょっと慌てる場面が起こりました。 この本に書かれていた呪文を3セット唱えて、心を落ち着かせてから連絡を取ると、良い方に収まりホッとしました。 毎日使える本です。 |